21回転職した40歳1児のサラリーマン転職物語

18歳から40歳まで21回転職した1児の父親の転職物語です。暇つぶし程度にご覧ください。全て実話です。

同僚同士のケンカ!止めに入った俺は・・・こんな結末に・・

 

新たに配属先が決定してからしばらくして寮生活で変わった事が起きました。


それは、私の隣の部屋の同僚と別の部屋の同僚のケンカです。

 

そのケンカの発端はこんな感じから起きました。

 

私と別の部屋の同僚とで公衆電話BOXへと出かけました。

 

当時はまだ携帯電話は普及していなかった為同僚が彼女へ電話をしたい
との事だったので付き合う事に。


その時、私の隣の部屋の同僚がたまたま近くを通りました。
向こうから頭を下げてきたので私は会釈をしたんですけど、何故かもう1人の同僚は
電話をしながら電話BOXを蹴ったんです。


何故そんな事をしたかというと、元々その同僚の事を気に入らなかったらしいんですね。

 

 


それで電話BOXを蹴ったそーなんですが、そーするともう1人の同僚がそれに気づき私に向かって

 

 

 


「おい!今蹴ったのお前か!!!」

 

 

 


そー言って絡んできたんですよ。

 

 

 

 

私は、「は?俺じゃねーし」

 

 

 

そー言うとその同僚は

 

 

 


「こいつか!!」

 


そー言うと、いきなり電話BOXのドアを勢いよく開けたんです。

 

その瞬間ドアが私の瞼あたりを直撃して私は一瞬記憶が飛んだんです。

 

その後、2人の同僚は殴り合いを始めました。

 

とにかく私は2人を引き離しとりあえず仲直りするように言ったんです。

 

なんとかその場は収まったんですけど、しばらくしたら同僚が

 

「あ、お前眉毛の所から血が出てるぞ」

 

って言ってきたんで、さっきドアがぶつかったから切れたんだなーって
思っていたら、急に目の中に血がめっちゃ入ってきて前が見えなくなったんです。

 

その後、同僚に手を引かれながら寮へ戻って鏡を見ると
眉毛のところが深くえぐられていました。

 

それを見た同僚は


パックマンじゃん」

 

って言って笑っていました。

 

私は、


「誰のせいでこんなんなったと思ってんだよ!!」


そー言って同僚に文句を言いました。

 


これ明日から会社で色々言われそうだなーって思いかなり憂鬱になりました。。。

 

 

ま、ケンカは良くないですね。

 


それにしても俺ってかっこわるいなーって思った1日でしたね。

 

 

盗難事件からしばらく経ちいよいよ正式な配属先が決定します。


これはホントにドキドキもんですよ。

 

絶対このスタンドでは働きたくないですからね。

 

それは、入社してからは研修漬けの毎日でヘトヘト。。

 

 

でも説明したとおりです。

 

そして、本社で正式な配属先が発表されるんですけど、
みんな緊張した感じで本社へ。

 

いざ発表です!!!

 

はい、決まりました。

 

はい、みなさんの想像通りです。。

 

一番行きたくないと思っていたあの。。。

 

嫌いな所長がいるところ。。。。

 

私が現在働いているスタンドです。。。。。

 


こんなもんですよね(笑)

 


あとで聞いた話ですけど、所長がかなり私をこの場所で働けるように
推したとの事でした。。

 

かなり性格悪いですよね。。。

 


そして私の地獄はスタートしていきました。

 


私がこのスタンドに決まった翌日に何故か今頃?
歓迎会なる行事がありました。

 

今はもう時効でしょうが、当時私は18歳だったんですが、
歓迎会では普通にお酒を飲みタバコを普通に吸っていましたね。

 

こんな会社が昔は多かったんですよ。

 

 

しかも酔っぱらってしまってその日はスタンドに泊まりました(笑)
あ、優しい先輩?と一緒です。

 


そんな優しい先輩?達にかわいがられてスタンドでの仕事を満喫?
していました。

 


仕事はこんな感じで進んで行くんですが、寮生活ではちょっと
変わった出来事が起きるんです。

盗難事件発生!犯人は・・・

 

2週間程実地研修が終了し残り2週間程で配属先が決定するわけですが、その前に合同研修というのが1泊2日でホテルの会議室で開催されます。


この合同研修というのは、うちの会社以外のガソリンスタンドの会社がかなりの数集まって行われる研修です。


総勢100名ほどのスタッフが集まるわけですが、ほぼ男性が多いですね。

 

 

9対1の割合です。


研修内容はガソリンスタンドの事は一切せずに社会人とはみたいな研修です。


以前もやったような研修が1日いっぱいやるんですけど、
ま、苦痛ですよね。

 

部屋も3名1組で泊まるんですけど
これも苦痛です。

 


ただ、研修で仲良くなった3人程と飲みに行く事になり
これはこれで楽しかったですね~


あ、ちなみにそのメンバーの中で私だけ未成年です。。。。
もう時効なので(笑)


そして、普通連絡先とかを聞いたりするんでしょうけど、
当時は携帯電話が普及してなかったので連絡先は聞く事はなかったですね。

 

結構飲んでホテルへ帰ると同じ部屋のメンバーがまだ帰ってきてなかったので先に寝る事にしました。

 

翌朝起きるとざわざわしてたんで「どーしたの?」と聞くと、
同じ部屋の2人とも財布がないと言い出したんですね。

 

「ん?財布がない?」


「まさか!!!」

 

と思い私も自分の財布が入っている鞄の中を見るとどこにも財布がないんです。

 

「俺のもない!」

 

なんで?と思っていたら、昨日の夜に同じ部屋の奴が暑かったらしく部屋のドアを少し開けて寝たそうなんです。


しかもスリッパを挟んで。。。。。

 

「それはだめじゃん。。。。」

 


恐らく誰かがこっそり部屋に入って俺たちの財布を盗んで行ったんですね~

 

すぐに、警察に届けて結局その日の研修は受けられず。。。

 

 

その後、盗まれた財布は戻ってこなかったですね。

 

中身は覚えてないですがあまりお金は入ってなかったと思います。

 

私が思うのが恐らく犯人はこの研修に参加した誰かだと思っています。

 

やはりきちんと部屋のドアはロックしておかないとだめですね。

ガソリンスタンドでの実践スタート!

 

座学などの研修も終了して早速ガソリンスタンドでの実践がスタートしました!

 

とにかくガソリンの種類の入れ間違い、
そしてお客様への対応についてはしっかりと研修してきました。


私の初めてのお客様は正直覚えていないですが、
緊張して言葉が噛み噛みだったと思います。

 

 

「いらっしゃいませーーーーー」

 

 

「オーライオーライ」

 

 

「ハイOKでーす!」

 

「いらっしゃいませお客様!本日は満タンですか?」

 

「レギュラーですかハイオクですか?」

 

 

ここまでが一連の流れになります。

 

そして、ガソリン車なのかディーゼル車なのかの見極めをしていかないといけないのですが、基本軽自動車は全てガソリン車になります。

 


ディーゼル車はトラックとかに多いですが、大体、給油口に軽油とかガソリンとかステッカーが貼ってますのでわかるんですが、


たまに貼ってなくてわからない場合がありますが、
その時はお客様にガソリン車なのかディーゼル車なのかを聞きます。


ま、基本的にみなさん教えてくれるんですが、
たまーに知らないって人もいるのでその場合は先輩スタッフに聞いたりします。

 


ここで、何故ガソリン車なのかディーゼル車なのかを見極めないといけないかと言うとガソリン車に軽油、ディーゼル車にガソリンを入れてしまうと車が動かなくなってしまうからなんですね。

 


これはこの会社に入って初めて知りました。

 

後、行う作業としては灰皿の吸い殻交換やごみがあるかないか、
そして、窓ふきです。

 


今のガソリンスタンドってセルフが増えてきましたし、
ごみや吸い殻交換ってやってくれるスタンドも減ってきましたよね。

 

ってかもうやってないですかね。

 


この当時はありました。

 


そして、ガソリン入れてる間にオイル交換の話とか
ウォッシャー液減ってますけどとか、話をしていきます。


私が研修で配属されたスタンドは個人のお客様が6割で4割が会社関係のお客様でした。


なので、「洗車して後で届けて」とか「オイル交換しておいて」とかが結構多かったですね。

 

あとは、会員カードの獲得がありましたね~

 

これは普通に会員カードを持ってない人に進めるだけなので
苦ではなかった印象です。


会員カードを作ってもらったら箱ティッシュ5箱プレゼントでしたのでほぼみんな作ってもらいましたね。

 


そんな感じでスムーズに実地研修は進んでいきました。

 

そして、1泊2日の研修があったのですがここで事件が発生するのです。

入社してからは研修漬けの毎日でヘトヘト。。

入寮生活がスタートして居心地はあまり良くないですね~
その理由としては部屋が狭いです。

この部屋の狭さは前でも話した通りです。

 

でも、朝と夜寮のおばちゃんがご飯を作ってくれているので
ありがたいですね~


寮は新人9名と先輩が6名の15名で、隣の棟には社宅があり
そこには先輩が5名います。

 

先輩には1人1人挨拶をして今後どこのスタンドの配属になるかで
居心地の良さが決まる感じです。

 

俺たち9名の新人は、1週間研修を行います。

研修と言ってもガソリンスタンドの研修ではなく、

社会人になる為の研修のような事を朝から夕方まで色んな会館などへ行き全く仕事とは関係ない人達の話を聞くという研修を受けます。

 


これがつまらないのでホントに眠くなります。


これを1週間やるわけですよ。
ホントにヘトヘトになりますね~


終わってからは新人の中でも仲が良い者同士で遊びに行ったりします。

 

9名の新人の中で1人茶髪のヤンキーがいます。
こいつが生意気なんですよね~

そして俺は仲良くなった4名といつも寮の部屋で過ごしたりしてました。

 

そして地獄の研修が終わり配属前のスタンド研修というものが1ヵ月間あります。


これは、2~3名1組で色んなスタンドに配置され1ヵ月間働いてみて1名がそのスタンドに残り他の1名~2名は別のスタンドに配属されるというわけのわからない配置になります。

 

そして俺が配属されたのは、この会社で一番最悪な所長がいるスタンドで一番忙しいところへ配属となりました。


しかも、他2名はあまり仲良くない新人と組むことに。。。。

 


この先1ヵ月間どうなることやら。。。。。。

 

夢にまで見た一人暮らしがたった半日?

ガソリンスタンドへ就職が決まり田舎町から大都市へ引っ越す事になるんですが、
基本寮生活をしなければいけないんですが、何を考えていたのか私は普通に1人暮らしをすると
思っていて色々アパート探しをしていました。


田舎者なので不動産会社へ電話し雑誌に載っているアパートに住みたいと伝え、
当日になって両親と一緒に部屋を見に行く事になったんです。


しかし、雑誌に載っているアパートはもう決まっていて
こんなアパートもありますよという不動産会社がやる手口?にまんまとはまり
結局言われるがまま数十万のお金を父親に払ってもらいその日父と母と私の3人で布団もない部屋で
寝る事にしました。


ちなみに次の日が入社式です。

 

朝になり起きて会社まで送ってもらうのですが、父が道に迷ってしまい
あろうことか初日から遅刻をしてしまうんです。


しかし、何とか入社式が終わる前に着き事情を話して事なきをえました。


無事?入社式が終わった後に一緒に入社した計9名の高卒者と別室で談笑していると
別の部屋から親と会社のたぶん総務?の方が話をしているのが聞こえてきたんです。

 


「寮に入寮しないといけないんですよ!」

「そんな話は聞いてないです!」


「たしか息子さんに電話で話しましたよ!」


「息子からは1人暮らしをしないといけないって聞いてますよ!」

 

ん!確かにそんな電話があったような。。。。

 


「とにかく部屋を解約してすぐに入寮してください!」

 


後日母親から聞いた話ですが、荷物をその日に出して、
部屋を解約し寮に荷物を運んで大変だったそうです。

 

そして、半日しか住んでいない部屋の契約金数十万円は戻ってこず。。。。

 

この時点で両親にお金の事で迷惑をかける事に、、、

 


その日は入社式と軽く自己紹介、挨拶の練習などが行われて終了しました。

 


9名の田舎者と一緒に寮へ行く事になり、私の部屋は寮の中で一番狭い部屋を
与えられました。

 

理由は、寮に入った者から好きな部屋を決めて良い事になっており、
私は一番最後に入寮したので残りの部屋しか与えてもらえなかったですね。

 


そして、その日から私の寮生活がスタートしたわけです。

 

初めての就職はガソリンスタンドでした!

田舎出身の私は学生時代特に勉強が出来たわけでもなければ
スポーツ万能ってわけでもなかったです。

元々美容師の専門学校へ行きたいなーと漠然に思っていたんですが、
1つ上の姉が大学へ行き、我が家は貧乏家庭でもありましたので
さすがにお金はかけられないと思い美容師の専門学校をあきらめました。

 

あきらめてどうしたかと言うと公務員試験を受ける事にしました。


とにかく公務員なら自衛隊以外何でもいいと思っていましたね。
自衛隊のみなさんすいません。。。

 

で、結局公務員試験の勉強もほとんどせずに本番に臨みました。


と言っても受けたのは警察官の試験だけでしたけどね(笑)


結果はお察しの通り敢無く撃沈。。。。

 

学校では就職した方がいいんじゃないかと言われ就職活動をする事にしたんですが、
私が就職活動をした時期は既に周りでは進学する奴、公務員試験に受かった奴、
就職が決まった奴がほとんどでしたから、学校側に残っている求人自体ロクなのが
残ってないんです。

 

その中で一番残っていたのがガソリンスタンドでした。

 

他は、鉄筋工とかトンネル工事の仕事とか内装工とか。。

 

さすがに後者はやれる自信がなかったですし、
間違いなくパシリにされるであろうという不安から選択はせずにガソリンスタンドの
面接を受ける事にしました。

 

冒頭でも話ましたが、住んでる場所が田舎で働き口がないので
就職するなら大きな市に行かないと就職が出来ない状況でしたので、面接する際は
父親と一緒に1泊2日で車で行く事になりました。

 

 

 

 

面接では特に難しい質問は出なかったんですが、
何を血迷ったのか面接官が「学校生活で規則があったかと思いますがどんな規則がありましたか?」
という質問に対して私は「廊下を走らない」というわけのわからない珍解答をして
面接官が一瞬「ん??」という表情をしていたのを今でも覚えています。

 


その後、ほどなくして内定の通知を無事?いただく事が出来ました。

 


そしてこのガソリンスタンドから私の21回の転職へとつながる第一歩となるわけです。

 

 

 

次回は壮絶なガソリンスタンドでの色んなエピソードを語ります。